【つくばの歴史と成り立ち】つくば市はいつできたのか??

【今回の質問】

つくば市って歴史がありそうですけど、いつできたんですか??
歴史的には4万年前から始まっているようですが、現在のつくば市になったのは2002年と、意外と最近なんです!!

つくば市は全国的にもそこそこ知名度があり、古くからの歴史があると思われている方が多いと思います。
ですが、起源としては約4万年前と途方もない大昔ですが、今のつくば市が出来上がったのは2002年で、わずか23年前なんですって!!
わたしもつくば市に移住するまで全く知りませんでした。
今回は意外と知らないのつくば市の歴史について、調べて見ました。
また、つくば市の『つくば』がひらがなの理由も合わせて判明したので、気になった方はぜひ最後までチェックして見てください。
つくばの始まりは4万年前から
縄文時代よりもっと前の「旧石器時代」。
主に狩りをしたり、草や木の実を食べて生活をしていた時代です。
弥生時代。邪馬台国の卑弥呼の時代です。
少しずつ国のような形ができ始めます。
古墳時代です。日本のあちこちで古墳が作られ始めます。
飛鳥時代です。大化の改新によりできた6つの国の1つが常陸国でした。
常陸国の最初の国府が石岡市に置かれ、国を11の群に分けたうちの1つが筑波群でした。
平安時代。僧の徳一によって開かれる
1871年、廃藩置県。若森県が新治県に編入される。
1875年、新治県が茨城県に編入される。
幕末〜明治時代。時代の変わり目と廃藩置県によって、目まぐるしく変化していきます。
常陸→若森県となり、若森県→新治県となり、新治県→現在の茨城県となりました。
郡役所は、谷田部町に設置されました。
明治時代が終わり、大正時代に突入しています。
郡役所は廃止され、それぞれの地域ごとの名称の役所となりました。
昭和時代。昭和の大合併とは、地域の自治を目的とした取り組みで、全国の市町村を約3分の1に減少させました。
1953年当時の筑波郡でも、4つの町と22の村が存在していましたが、市町村の合併が盛んに行われ、一気に集約していきました。
平成時代。
「つくば市」が平仮名の理由
つくば市がひらがなの理由は、
- 親しみやすさ
- 筑波町と区別するため
という2つの理由がありました。
①親しみやすさ
「親しみやすさ」という点では、確かにひらがなの方が堅苦しさもありませんし、誰からも覚えてもらいやすい名前と言えるでしょう。
また、「筑波」という漢字は、「つくは」、「つくし」などと間違えて呼ばれることもあったそうで、呼び間違いがないようにひらがなにした、というのも理由の1つのようです。
②筑波町と区別するため
もう1つの理由は、つくば市が誕生した当時の状況が影響しています。
実はつくば市が誕生した1987年は、「つくば市」と「筑波郡筑波町」という2つの市町村が混在していました。
そこで2つを区別するために、「つくば市」をあえてひらがなにしたそうです。
その後、「筑波郡筑波町」はつくば市が誕生した翌年に合併しました。
そのわずか1年足らずの時間のズレが、市の名前の決定に大きく影響したといいうことですね。
ちなみに、筑波町は現在も「つくば市筑波」という地名として、しっかりと残っています。
まとめ

- つくば地域に人が住み始めたのは、なんと約4万年前
- 100〜200年ごろ 稲作が始まる
- 350年 古墳ができ始める
- 645年 常陸国ができる
- 1875年 茨城県になる
- 1987年 つくば市誕生
- 2002年 現在のつくば市の完成
こうやってみると、つくば市は歴史があるようで意外と新しいような、なんとも不思議な感じがします。
つくばの歴史を知れば、この街の見え方もまた違ってくるでしょう。
より細かな歴史が気になった方は、つくば市の公式サイト『つくばの歴史』からチェックして見てください。
2025年には、人口が260,348人となり人口増加率全国1位も達成したつくば市!
これから先もどんな歴史を築いていくのか楽しみです!!